賃貸物件が成約に至るまでの「内覧回数」ってどれくらい？

最近のニュースで、「今年の引っ越し繁忙期は例年より早めに動く人が多い」という特集を見かけました。
在宅ワークの増加で“自分に合った部屋探し”をじっくり時間をかけて行う方が増えているそうです。
確かに、部屋って毎日の生活の“気分”も左右しますし、納得して決めたいですよね。

そんな流れもあってか、私のところにも
「みんなって何回くらい内覧して決めてるの？」
という質問をいただくことが多くなってきました。

今日は、実際に成約されるまでの“内覧回数”について、私なりに感じている傾向を少し書いてみます。

■ みんなはどれくらい見て決めているの？

実際のところ、内覧回数にはかなり幅があります。

印象としては、平均すると3〜4件くらいを見て決められる方が多いかなという感じです。

ただ、最近はSNSでの口コミやルームツアー動画の普及もあって、
「内覧前にある程度目星がついていて、実際に行くのは1～2件だけ」
という方も増えています。

“絶対にゆずれない条件”が決まっている方は、回数が少なめな傾向です。
逆に、
「最上階がいいけど1階も便利かな…」
「新築もいいし、駅近の築浅も捨てがたい…」
など、比較軸が多い場合はどうしても増えます。

繁忙期はタイミング勝負になりやすく、
「次の内覧まで待っている間に決まってしまった」
というケースもあるので、少ない回数でスパッと決める方も。

これは少し私の経験談ですが、
お客様の好みや生活スタイルをしっかり聞き取る担当者ほど“少ない内覧回数で理想の物件にたどり着きやすいです。
誠実にヒアリングして、合わないものは無理にすすめない。
この姿勢って、本当に大事なんだなと感じます。

よくある質問で、
「何回くらい内覧するのがいいですか？」
と聞かれるのですが、正直なところ “ご自身が納得した時がちょうどいいタイミング” だと思います。

1件目でもピンと来る方もいれば、
5件以上見て初めて“理想の形が見えてくる”方もいます。

大切なのは、
「なんとなく」で決めないこと。
そして、迷っている時は遠慮なく不動産会社に相談してほしいなと思います。
（無理に急かしたりせず、丁寧に寄り添ってくれる担当者に出会えると心強いです。）

内覧の数は人それぞれですが、
“自分がどんな暮らしをしたいか”を一緒に整理しながら進めると、
意外とスムーズに「ここだ」と思える1室に出会えます。

これからお部屋探しをされる方が、
少しでも不安を減らして楽しんでくれたら嬉しいです。
また気になることがあれば、気軽に相談してくださいね☺️